8回買った、1冊の本。
年の瀬ですね。と使う、何気ない言葉。年の瀬。
「瀬」は川の瀬のことを表していて、川の水位が低く浅い部分を指して、川全体の中でも急激に速さが早まるところ、らしい。そこから、「年末の慌しい時期」を指すのだとか。
まさにその言葉の意味と同じように、なんだか少しそわそわするような感じと、
一方で 意識が内側に向いていくような、そんな感じもする。
その表現は「年の暮れ」という言葉がぴったり。
そんな年の暮れ。年末に急に読み返したくなって、買ったこの本。
今日はこの本の紹介をしたい。
喜多川泰さんの「手紙屋 –ぼくの就職活動を変えた十通の手紙–」
この本には、「学び」をテーマにした 蛍雪編もあり、就職活動の方は「はたらく」がテーマになっている。
私は喜多川さんの本がとても好きで。
どんなところが好きかというと、自己啓発のように、生き方や考え方に大切なことが詰まっているのだけど
それがすべて ストーリーの中に盛り込まれているところ。この、ストーリー、小説の中に入っているというのが、たまらなくいいと思うのだ。
映画だと、著書「「また、必ず会おう」と誰もが言った。」が映画化されたストーリーが人に知られていると思う。
8回購入した、1冊の本。
タイトルにあるように、私はこの本を かれこれ8回以上は購入したと思う。
にもかかわらず、1冊も手元にない。笑 正確には、昨日まで無かった。
それは、私がどこかに置いたり忘れたりし続けたというわけではなくて(その可能性もありそうな人物であることはわかっているけど笑)、いつも誰かにプレゼントしていたことに理由がある。
ある就職活動生と「手紙屋」を名乗る、手紙の返事を書く手紙屋さんとの10通の手紙のやりとり。
『1冊の本との出会いで人生が変わる』と謳う喜多川さんの本は、
あっと驚く展開と日常の自分と連動して紐解く瞬間が生まれる、そんな気づきを届けてくれる本で。
学生時代も、社会人になっても、時おり、 友人の相談に乗ることがあった。
20代の悩み事の一つは、「はたらく」ことに関する内容も多い。
でも 私もまた、同じように20代であったから、聴くことはもちろんできるけれど、何を語れるというわけでもない、と思っていて、それで その返事の代わりのように、この本を渡していた。
何を言う(言われる)というよりも、自分の中で発見することが、結局人を変えるとも思ってたからだと思う。
数多くの名著を手がける喜多川さんの本の中でも、この本は私のバイブル1,2位をあらそう本で。
私は 本を読む時には たいてい、『そこからわかって行動できること』を手帳に起こして
それを1週間ぐらい見て暗記して、実践することが多いのだけれど、(基本的にコスパが高い行動が好き)
この「手紙屋」さんの本もまた、同じようにメモに起こして 実践してた。
その時の手帳を、いまでもよく覚えてる。 EDIT のダイアリーページになっている手帳の中に。
今日はその中の一節。
メモを起こした 最初の言葉。
「まわりの人に、どんな称号を与えていますか?」
これは人を自分の思い通りに変えてやろう、とかそんな乱暴な話ではなくて。
人には、どんな側面だってある。
怒りっぽいよねと言われたら それだけではないと言葉が出るし、
優しいよねって言われたら そんなことないよと反発的に思う。
つまりは、誰の中にもどんな側面でもあるということ。
過不足なく、あらゆる性格が備わっている
私は、身近な人に、どんな称号を渡してるだろう。
それが、もらって嬉しくない称号に、なっていないかな。
そしてきっとそれは、まわりめぐって、私が私自身に与えている称号、になるんだろうなあ、と思ったり。これは、今読んだからこそ気づけたこと。
初めて読んだあの頃から、気づけば 少しずれていたり、すっかり忘れていたり。
そんな、見直しの年の暮れの一晩。
そういえば、この本を渡してくれたのも、母だった、と 思い出した。
miya:)
鎌倉生活とお仕事は順調そうだね:)
miyaは愛されキャラだから、起業したって聞いても、何も心配しないでfbで見てられるよ。
本読んでみたよ〜久しぶりの読書、いい本を紹介してくれてありがとう〜
miyaのおかげで2週間に1度図書館に行くようにしたから、またオススメあったら教えてね〜
最近娘が3ヶ月になり、授乳しながら読んでたよ笑